記憶っていつもそう。

人間の記憶は
時に、信じるに値しないほどに
曖昧なものだ。

時が流れれば
負だったものも正に変わり、
あったものもなくなる。

自分が頑なに信じているその記憶は
粉々に断片化されたパーツひとつひとつを、
自分の脳が、手癖で組み合わせた
もはやそれは感覚的なものでしかなかったりする。

何気なく撮った写真ほど
それを明らかにしてくれる。

なんて言ってみる。